P-メトリック、ユーロメトリック、JATMAタイヤ規格の変換と荷重比較。
P-メトリック/ユーロメトリックコンバーターは、世界で使われているさまざまなタイヤサイズ規格の微妙かつ重要な違いを分析・相互変換する国際規格ツールです。P-メトリック(主に米国)・ユーロメトリック・日本のJATMA規格は見た目は似ていますが、荷重指数の計算方法や異なる空気圧での積載能力の扱いに重要な違いがあります。本ツールはこれらの工学的な差異を明確にして安全なタイヤ選定を支援します。
システムは各規格の荷重指数テーブルと空気圧補正係数をデータベース化しています。例えば205/55R16は見た目が同じでも、P-メトリックタイヤは乗用車荷重向けに格付けされ、ユーロメトリックはより高い空気圧と荷重に対応することが多いです。コンバーターは物理的寸法(外径・幅)だけでなく、各規格の公式を用いた最大荷重(kg/lbs)も換算し、乗用車(P-メトリック)タイヤをSUV・トラックに装着する際の9%荷重減少ルールなども自動適用します。
タイヤサイズ、荷重指数、速度記号を選択して、P-metric、Euro-metric、JATMA の各規格間の同等仕様を確認できます。
P-metric(北米規格)は同じ荷重指数でもEuro-metricより耐荷重がやや低くなります。JATMA(日本規格)は表記が異なりますが、物理的寸法は同等です。
3つの規格はすべて同一の物理的タイヤ寸法を持ち、荷重等級のみが規格間で異なります。
メトリック(mm)サイズとインチベースのフローテーションサイズは同じタイヤを異なる方法で表記します。33×12.5R15のフローテーションタイヤは33インチ(838 mm)の外径、12.5インチ(317 mm)の幅、15インチリム。近似メトリックへの変換は外径 = リム×25.4 + 2×(幅×扁平率/100) の式を使います。例:315/75R16 は 315×0.75×2 + 406.4 ≈ 879 mm(約34.6インチ)で近似値となります。インチ→mmはただ×25.4、mm→インチは÷25.4です。
同一寸法でも規格によって荷重取り扱いが異なります。P-メトリック(米国乗用車用、接頭辞'P')は軽トラック・SUVに装着すると約9%ディレーティングされます。ユーロメトリック(接頭辞なし)とLT(ライトトラック)は異なる荷重-空気圧テーブルと高い基準圧力を使用します。JATMA(日本)、ETRTO(欧州)、TRA(米国)がそれぞれ荷重テーブルを公開しており、205/55R16という表記は見た目上は共通ですが、規格によって定格kg値が異なります。P205/55R16と205/55R16を牽引・積載用に互換扱いするのはよくある誤りです。
扁平率は長さではなく比率のため、同じ幅とリムでも外径が大きく異なります(215/45R17 vs 215/65R17)。タイヤの扁平率表記が省略されている場合(例:31×10.5R15や古い「フルプロファイル」表記)はおおよそ80〜92シリーズのプロファイルを示します。変換時は外径だけでなく荷重指数と速度記号も確認してください。寸法的に近いタイヤでも荷重指数が低ければ安全な代替品とはなりません。